ツボとは何か?現役鍼灸師が解説します!

整体やマッサージに行くとよく「肩こりに効くツボを押します」とか「ここが内臓のツボです」とか言われることってないですか?
体にいいもんだろうなあ〜、効くんだろうな〜と思いますが、結局「ツボって何?」ってなりますよね。
今日は鍼灸師の資格も持つ筱田先生にツボについてお話をしていただきます。
ツボとは?
(情報提供:筱田先生)
ちょっと今日は少しいつもとは違ったお話をします。
「肩こりにはこのツボを押すといい」とか「マッサージがうまい人はツボがわかってる」とか、よく色々なシーンで聞きますが、実際ツボってなんでしょう?
〈ツボとは〉
東洋医学では、ツボのことを「経穴」といいます。
この「経穴」同士がつながる線を「経絡」といいますが、このライン上を「気」というものが流れていると言われます。
この「気」というのは目には見えない一種のエネルギーみたいなもので、これが絶えず流れることで生命は活動することができます。
「経絡」は体表面だけでなく体内へも入り込んでいき、内臓にもつながっているため、経絡上の「経穴」を刺激すると内臓にまで影響を及ぼします。
なので「胃に効くツボ」なんかが存在するのですね。
どういうのがツボなの?
実はツボって人によってあったりなかったり、体調によって出たり出なかったりするんです。
ツボは体の状態を表す「反応点」というとわかりやすいでしょうか。
例えば、胃が疲れると胃のツボに反応が表れます。
ではどんな反応が表れるのかというと、
「ゴリゴリの筋がある」「冷えてる」「凹んでる」「触ると気持ちいい、または痛い」など他の組織とは違った感覚や感触になっています。
そういった反応点であるツボをうまく刺激すると、そこが楽になるだけでなく、そこと関連しているところも楽になったりします。
流れが滞った「経穴」を刺激することにより、「経絡」の流れがスムーズになるため、全身に作用するわけです。
さて、よく聞かれるんですが、北斗の拳で秘孔というものを突くと破裂したりしますが、あれもツボか?ということなんですが(笑)、多分同じような概念なのではないかと思われます。
架空のものではありますが作者は経絡秘孔とおっしゃっており、実際の経穴の名前も出てきます。
ツボは治療点であるのと同時に弱点であったりするので、むやみに強く刺激すると悪い作用も生じます。
ですので、気持ちいいからといって強く押したり揉んだり硬いものでグイグイやったりしすぎないでくださいね!
突然破裂するかもしれませんので、、、(笑)
まとめ
みなさんいかがでしたか?
色々な症状に効くと言われるツボ。WHO(世界保健機構)に認知されている数だけでも全身に361箇所もあると言われています。が、実は科学的根拠に基づく証明はされていないんですね。
しかし、東洋医学が長い歴史の中で積み上げてきた検証に基づいて様々な効果を上げているのは、現場で働いている先生たちも実感しているのは確かです。
みなさんも自分の症状にあったツボを押して、体の不調を改善してみてください。
本日もありがとうございました。
筱田先生の詳細はこちら→プロフィール
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